ファイル形式

ここではExcelで扱うことのできるファイル形式について簡単に紹介します。

ブックとワークシートのところで説明したように、Excelでは基本的にブック単位でファイルへと保存したり、それを読み込んだりします。そのとき、一番よく使われる形式は「xlsx」ファイルです。xlsxファイルは、Excel2007で標準のファイル形式に指定されているもので、Excel2007で作成した全ての内容を確実に保存することができます。特に問題がないのであれば、xlsxファイルを使用すればいいでしょう。

ただしxlsxファイルは、古いバージョンのExcelでは開くことができないという問題があります。仕事などで他の人にファイルを渡す必要があり、その人がExcel2007を持っていない場合などには、xlsxファイルを使用することはできません。このような場合には、xlsファイルを使います。

xlsファイルは「Excel 97-2003 ブック」と呼ばれています。つまり、Excel 97からExcel 2003までのバージョンでも読み込める形式だということです。ただし、Excel 2007に特有の機能を駆使して表を作成した場合には、xls形式では正しく情報が保存できない可能性があります。

Excelではその他にも「csv」「pdf」「xps」「txt」「htm」など、様々な形式でファイルを保存するこができます。状況に応じて使い分けるようにして下さい。