エクセルまにあ
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条件分岐 ( If )

プログラムを書いていると、何らかの条件によって処理の内容を変えたい場合がよくあります。それを条件分岐というのですが、その時に使われるのがここで説明する If です。

条件分岐を図で表すと、左の図のようになります。何らかの条件があり、それが成り立っている場合は処理1、成り立っていない場合は処理2が行われます。これを実現するのが If であり、その書式は右の図の通りです。

If を使ったプログラムの例を見てみましょう。

If Range("A1").Value < 0  Then
   Range("A1").Font.Color = vbRed
        Else 
   Range("A1").Font.Color = vbBlack
End If

このプログラムでは、Range("A1").Value (A1セルの値)が 0 より小さいかどうかを見ています。そして、0 より小さい場合は文字の色を赤に、そうでなければ黒に設定しています。例えばA1セルに -3 が入っている場合、-3 は 0 よりも小さいため、文字の色は赤に変更されます。

これが If の基本的な書き方なのですが、いくつかバリエーションがあります。よくあるのは、上の例で処理2が必要ない場合です。つまり、条件が成り立っていればある処理を行い、成り立っていない場合は何も行わない、というケースです。

この場合、If の書き方は次のようになります。

上の例と比べると、Else が省略されているのが分かるかと思います。

条件分岐 (Select) >>