エクセルまにあ
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変数の型

変数とは

変数とは、数値や文字列を格納しておく箱のようなものです。プログラムの中では様々なデータを取り扱いますが、それらを一時的に入れておくのが変数です。

例を示しましょう。

Sub Test_1()
    A = 3
    B = 5
    C = A + B
End Sub

ここで使われているAやBやCが変数です。Aには3が、Bには5が代入され、Cにはその和が代入されます。

変数の宣言

VBAでは、自由に変数を作って利用することが出来ますが、あまり闇雲に変数を使っていると、プログラムがぐちゃぐちゃになってしまいますので、変数を使う前に宣言することが推奨されています。

変数の宣言は次のように行います。

Sub Test ()
    Dim A
    A = 3
    ・・・
End Sub

二行目の Dim A というのが変数の宣言です。このプロシージャの中で A という名前の変数を使いますよ、という意味になります。

変数の型

変数には種類があり、それを変数の型と言います。大きい箱や小さい箱など、同じ箱でも色々あるということです。以下にVBAで使われる代表的な型を示します。

整数は Integer 型の変数に、実数は Double 型の変数に、というように、区別して変数に値を代入します。Variant というのは少し特殊な型で、数値でも文字列でも、好きなものを入れることが出来ます。

変数の型は、変数を宣言するときに指定することが出来ます。書式は以下の通りです。

Dim  変数名  As  データ型

例えば次のようになります。

Dim  N  As  Integer
Dim  X  As  Double
Dim  str  As  String

こうしておけば、誤って違う型のデータを変数に代入するのを防ぐことが出来るわけです。間違った型の変数に値を代入しようとした場合、VBEが警告を出して教えてくれます。

なお、As 以下を省略して変数を宣言した場合、その変数は Variant 型になります。Variant 型はどんなデータでも格納出来て便利なのですが、上に示したメリットを享受出来なくなりますので、使用するのは必要最小限にしましょう。

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