エクセルまにあ
超初心者のためのエクセル入門講座 

テキストファイルのインポート

通常 Excel では、 xlsx ファイルや、csv ファイルを用いてデータの管理を行いますが、それ以外の形式のファイルからデータをインポートすることも可能です。

Access データベースや、SQL Server などの様々なデータを取り込むことが出来るのですが、ここでは最も使用頻度が高いテキストファイルからのデータのインポートを取り上げます。

今、次のようなテキストファイルがあったとします。

まりな  1970年11月18日
まさみ  1987年6月3日
あや    1985年9月14日

このデータを Excel で取り込むためには、リボンの "データ" から、"外部ファイルの取り込み" "テキストファイル" を選択します。そして、ファイル選択ダイアログボックスが表示されたら、インポートしたいファイルを選びます。

すると、下に示すテキストファイルウィザードが表示されます。

ここでは、データファイルが "カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ" なのか、"スペースによって右または左に揃えられた固定長フィールドのデータ" なのかを選択します。また、何行目から読み込むのか、日本語コードは何か、についても指定できます。ここでは、デフォルトのまま "次へ" ボタンを押します。

次のダイアログは、区切り文字を指定するためのものです。デフォルトでは、タブだけにチェックが入っていますので、スペースにもチェックを入れます。

この状態で "次へ" ボタンを押すと、次はデータの表示形式を選択する画面になります。今は特に指定する必要がないため、そのまま OK します。

すると最後に、取り込んだデータをワークブックのどのワークシートに出力するのかを指定するためのダイアログが表示されます。またここでは、プロパティボタンを押すことによって、より詳しい設定を行うことができます。

以上の操作を行うと、下のようにテキストファイルの内容が Excel に取り込まれます。

取り込んだデータは、その他のデータと同様に Excel で編集することが可能ですが、少しだけ異なる動作をすることがあります。それは、データの更新です。

取り込んだデータが表示されているセルのどこかで右クリックメニューを表示すると、通常の右クリックメニューの一番下に "更新" という項目が現れます。これは、取り込んだテキストファイルの内容を更新したときに、その変更を Excel に反映させるためのものです。

例えば、上で取り込んだテキストファイルの内容を、次のように編集したとします。

まりな  1970年11月18日
まさみ  1987年6月3日
あや    1985年9月14日
あやや 1986年6月25日

この状態で Excel からデータの更新を行うと、先ほど行った操作を行うことなしに、データの更新が行われます。