エクセルまにあ
超初心者のためのエクセル入門講座 

ウィンドウ枠の固定

ここでは、「ウィンドウ枠の固定」という機能を紹介します。

下の図を見て下さい。これは、あるクラスにおいて実施したテストの結果を集計した表です。

安達くん、安部くん、安西くん…について、国語、算数、理科、社会の点数が並んでいます。

今、秋葉くんの点数が知りたいとします。このクラスには「あ」で始まる名字の人が妙に多くて、上の図で表示されている9人の中に秋葉くんはいません。したがって、下の方にスクロールしていかなければなりません。

ウィンドウの右端にスクロールバーがあるので、これを操作して表の下の方を見ていったところ、25行目に秋葉くんを見つけました。秋葉くんの点数は、100点、33点、58点、72点です。

秋葉くんの点数は分かったのですが、ここで困ったことがあります。どの点数がどの教科のものか分からないのです。もちろん、左から国語、算数、理科、社会という並びだったということを覚えていればいいのですが、いつも覚えていられるとは限りません。そんなときに便利なのが、「ウィンドウ枠の固定」機能なのです。

リボンの[表示]の中から[ウィンドウ枠の固定]を選択すると下のようなメニューが表示されます。今やりたいことは、一行目を固定することですから、真ん中の「先頭行の固定」を選択します。このとき、アクティブセルが一行目にないといけないことに注意して下さい。下の図ではA1のセルがアクティブになっています。

すると、下の図のように、一行目と二行目との間に黒の実線が表示されます。これが、ウィンドウ枠が固定された印です。この状態で、上と同様に秋葉くんを探してみましょう。

スクロールバーでシートをスクロールし、25行目の秋葉くんを表示させたのが下の図です。先ほどは一行目が消えてしまっていたのですが、今度はしっかりと表示されています。これで、どの点数がどの教科のものなのかが簡単に分かるということです。

このページでは、行についてウィンドウ枠を固定する例を見ましたが、列についても同様の操作が可能です。また、行と列の両方について同時に固定することもできます。